盗撮被害に合わないために!普段から気を付けておくべき盗撮対策
誰が何の目的で行っているかがわからないことも多い盗撮。
特に女性は制服や普段着などでスカートを着用する人も多く、撮影されている本人も気がつかないうちに被害にあっていることもあります。
今回は女性を狙う盗撮の対策について紹介していきます!
盗撮被害の実態
盗撮は被害者も気がつかないうちに行われていることが多く、実際の被害がどのくらいあるのかわかりにくい犯罪です。実際、盗撮被害はいつ・どこで被害に合うことが多いのでしょうか。
盗撮被害に合いやすい時間帯や場所
警察庁の調べによると、平成24年に検挙された盗撮が最も多い時間帯は、午前中よりも午後、特に15時から18時の間で、帰宅途中にじっくりと商品を見るために立ち止まる人や、帰宅ラッシュや夕飯の買い出しなどで外出している人など、狙いやすい人が多く、人ごみに紛れやすいため被害が増えているのではないかと思われます。
盗撮が行われた場所で多いのは、駅構内やショッピングモールなど、人が多く集まる場所で行われていました。特に、上記の施設内でも高低差があり、同じ高さに立つよりも下からの撮影が容易な階段やエスカレーターなどで盗撮が行われることが多く、また書店やショッピングモールなど、店内である程度の時間を過ごす場所も、本や雑誌、商品などに集中していると、背後から狙われていることに気付きにくいため被害に合うことが多いようです。
盗撮に使用される機器
盗撮といわれると、昔は専用の小さなカメラで撮られるイメージが多かったですが、現在は、ほとんどの人が所持しているカメラ付き携帯電話やスマートフォンなどが6割を占めていました。カメラ付き携帯電話やスマートフォンなどは持っているだけでは不審に思われにくいため、盗撮に使用されることが多いようです。
盗撮は外出先だけではない
上記の内容では、外出先だけで気を付けていればいいように思われますが、女性の場合、自宅で被害にあう可能性もゼロではありません。
自宅の外からの盗撮手口
自宅がマンションなどの上の階にあり、周囲に高い建物などがなくても、カメラに望遠レンズを取り付けるなどで、かなり離れた場所からでも見られたり撮影されたりする危険性があります。
逆に大きな窓の少ない玄関方向が安全かといえばそうではありません。
玄関ドアに郵便受け口がついたタイプの場合、郵便物の受け口からのぞかれる場合もあります。内側に箱が取り付けられており直接見られることができないようなタイプでも、ファイバースコープカメラのようなものを使われてしまえば、住人に気づかれずに撮影することは不可能ではありません。
また、ドアに「ドアスコープ」が付いている場合、ドアスコープをはずされて、ファイバースコープカメラを差し込まれて盗撮されたり、ドアスコープを外した穴からサムターン回しの工具を差し込まれて鍵を開けられて侵入被害を受ける危険性もあります。
自宅内部での盗撮手口
室内工事業者などを装い室内に入ったり、留守を狙って忍び込んだり等、気付かないうちに室内に盗撮カメラが設置されている場合もあります。
盗撮に使われるCCDカメラは、一見カメラだと気が付きにくいものや、直径1mm程度の穴があれば設置することが可能な非常に小型なものもあり、また電源が電池式であれば、電池がなくなり次第送信は止まりますが、中には壊れない限り、半永久的に送信し続けられるタイプのカメラもあるので注意が必要です。
盗撮から身を守る為には
では実際、盗撮被害に合わないようにするためには、どのようなことに気を付けたら良いのでしょうか。
外出先での対策
外出先では、周りに不審な人がいないか気を付け、不審だと思ったらその場から離れましょう。
特に丈の短いスカートを着用する場合は、階段やエスカレーターなど高低差がある場所では、下から見られる危険性があることを自覚し、後に人がいないか確認したり、人がいる場合はカバンなどでさりげなくガードするようにしましょう。また、商品に集中しすぎたり、イヤホンで音楽を聞いていたりすると、シャッター音等が聞こえないこともあります。特に混雑した場所では気を付けましょう。
家の中での対策
家の中では、たとえ周りに同じ高さの建物がなくても、着替え中や夜間などは、カーテンやブラインドを下げ、外から見られないようにしましょう。
また1LDKなど、玄関口と部屋の間にドアなどの仕切りが無い場合、郵便物の受け口の内側にカバーを付けたり、リビングと玄関の間に暖簾やカーテンなどを付けて、玄関口から室内が直接見えないように工夫するのも大切です。
不用意に人を部屋に入れない、見覚えがないものが部屋にある時はすぐに撤去することも心がけましょう。
自宅内でカメラが仕掛けられていないか探す時に
気を付けていても気がつかないうちにカメラが仕掛けられている可能性が全くなくなるわけではありません。盗撮カメラなどの有無を調べる方法としては、専門家に調査を依頼する以外に、ご自分で簡易的に調べる方法もあります。
盗聴器、隠しカメラ発見器 CC308+
近くに電波を発しているものがないか調べることができる「盗聴器、隠しカメラ発見器 CC308+」です。
無線ピンホールカメラ、有線ビデオカメラ、盗聴器などの機器がある場合は、自動で振動して注意を知らせてくれます。また、カメラの隠されていそうな場所にレーザーを当て、ファインダーをのぞくとレンズにレーザーが反射して、赤く点滅して見えます。
持っておくと、ご自身でいつでも簡易的に調べることができるようになりますので便利ですね♪
まとめ
自分は被害に合わないと思っていても、気がつかないうちに被害に合うこともあるのが盗撮の怖いところです。
外で犯罪等の被害に合わないようにするために大切なのは、周囲に警戒することです。特にスカートを着用する機会が多い人は、自分の背後などに不審な動作をする者がいないか常に注意しましょう!
また、家の中での対策としては、不用意に人を部屋に入れないことはもちろんですが、こまめに部屋を掃除し、見覚えがないものが部屋にある時はすぐに撤去するなど、日ごろから注意を心掛け、被害に合わないようにしましょう!