服装を変えるだけで防犯対策!?女性の防犯ファッション
連休や夏休み、遊びに行く時の服装はどんな風に決めていますか?今年の夏も猛暑が続いているので、タンクトップや肩を出す服装等、露出の多い涼しげな服を着る人も多いと思います。しかし、服装を考えるときに防犯について意識する人は少ないのではないでしょうか。そこで今回は防犯対策に役立つ服装について紹介していきます。
狙われやすい服装の傾向
多くの人が、犯罪に遭いやすそうだと考える服装は、ショートパンツにノースリーブ等、露出が多い服装だと思うはずです。しかし実際はロングスカート等、露出が少ない服装の方が犯罪に遭いやすいと言われています。
露出が少ない服装が狙われやすい理由としては、露出が少ない女性は大人しそうで抵抗されにいと思われて狙われることが多く、反対に露出が多い女性は気が強そうで、もし狙ったとしても抵抗されたり大声を出されそうな印象があり、狙われにくくなります。
だからといって、ただ露出の多い服装をするだけでは逆効果になる場合もあります。犯罪者から狙われにくい傾向の女性は、ただ露出が多い服装をしているだけではなく、手を出したら抵抗されそうな、気が強そうな女性です。なので背筋をのばし、前をみて堂々するように心掛けましょう。
露出の多い服装が狙われる場合
先ほどは、露出が多い人は犯罪で狙われにくいと言いましたが、それはあくまでも傾向です。一般的に犯罪に遭いやすいと思われるようなミニスカートやショートパンツ、胸元や背中が大きく開いた服、ボディラインにフィットした服装など、露出度の高い服を着た女性が狙われることもあり、性格や雰囲気を問わずより薄着になる夏場は特に注意が必要です。
また基本的に男性は「下」より「上」を見る傾向があるため、全般的にボトムスよりもトップスの方が男性の目を引くことが多く、また男性は女性よりも身長が高い人の方が多いため、服の隙間からふと女性の下着が見えてしまい、不用意な興奮につながることもあるそうです。
薄着になることの多い真夏でも、電車やバス等の公共交通機関を利用する際などはカーディガンやストール、軽いジャンパーなどさっと羽織れるものを用意し、肌をなるべく露出させないようにしましょう。
女性らしい服装も狙われやすい
また、スカートなど遠目から見て女性だとすぐにわかる服装をしていると目を付けられやすくなる場合があります。ジーパンを履く、フードを被るなど、女性とすぐにわからないほうが狙われにくくなりますが、仕事帰り等、そのような服装をすることができない場合もあります。ミニスカートや肩だしなど肌の露出を控え、足や体のラインが出るような服装は避けるということを意識しましょう。
しかし、外出する時や遊ぶ時はオシャレをしたい人は圧倒的に多いと思います。そんな時は帰宅時だけでも上に羽織るものを用意するようにしましょう。春・秋は長めのトレンチコートやニットコート、冬はロングコートを準備するのも良いです。ショートパンツやミニスカートを履く場合には、ジャージや薄いスウェットのようなズボンを上から履くようにするとより安心です。
防犯ファッションは服だけではない
「オシャレは足元から」というように、靴に気を使う人も多いと思います。特に女性は仕事等でヒールを履く人もいるはずです。ヒールを履いた事のある人は分かると思いますが、踵の高い靴は動きにくいです。緊急時に10cmのヒールを履いて走れと言われても、できる人はほぼいないと思います。
また冬場に履くことの多くなるブーツもいざという時を考えると避けた方がよいです。踵の低いブーツなら歩きやすいと思われますが、ブーツ類の場合はヒールの高さはあまり関係ありません。ブーツの場合、いざという時に脱ぎにくいため、万が一、足下を抑えられた場合にスニーカーやヒールと違い、とっさに靴を脱いで逃げることが難しくなります。
その為、ファッション性を重視してヒールやブーツ等を履いている女性は、動きが鈍くなり捕まえやすいということで狙われやすくなります。それでも仕事等でヒールを絶対に履かなくていけない人や、ファッションを楽しむ為にヒールやブーツを履く人もいると思います。
そんな時は少し荷物にはなりますが、スニーカー等の履き替えようの靴を持って行くことをお勧めします。特に夜道を歩くことの多い人は、予備の靴を持ち帰宅時は履き替えるようにしましょう。また予備の靴を持って行くことが難しいときは、できるだけ公共の交通機関を利用し、徒歩での帰宅は避けるようにしましょう。
まとめ
服装や靴など、印象の変化ひとつでも防犯対策に繋がります。一人で動くときはスカートやヒール等の動きにくい服装は避け、デートや友人と遊ぶ時等、複数人で出かける時だけにするようにしましょう。
防犯ブザー等のグッズをすぐに準備することが難しいという人でも、少しづつ出来ることから防犯対策をして犯罪に遭う可能性を減らしていきましょう。