災害時に役立つ備え
災害はいつ起こるかわかりません。そのため、いつ災害が起こってもすぐに避難等が出来るよう準備をしておくことが重要です。また、道具をそろえて終わりではありません。日常に取り入れることで使用方法に慣れ、災害時に使用する際に迷わず使用することが出来るようになることが大切です。そのためにも、日常に防災用品を取り入れる仕組みをご紹介します。
防災グッズの管理
防災グッズをそろえて、「これで大丈夫!」と安心してはいけません!もちろん、防災グッズの出番がないことが1番良いです。しかし、災害とはいつ起こるか分からないもので、防災グッズをそろえて数年後に災害に合った際に、数年前のグッズでは、食材の賞味期限が切れていたり、中身が劣化している可能性があります。また、防災グッズの使い方などに慣れておくためにも、「ローリングストック法」を実践しましょう!
ローリングストック法とは?
ローリングストック法とは、日常的に非常食を食べて、食べたら買い足すという行為を繰り返し、常に家庭に新しい非常食を備蓄する方法です。 この方法なら災害時にも普段から食べているものが食卓に並び、安心して食事を採ることができます。
食べ慣れない非常食を災害時に食べるよりは、なじみのあるものを食べる方がストレスもかからないと思いますし、調理が必要な非常食もあるので、いざ食べるときに作り方が分からなかったりするのを防ぐことができます!また、お気に入りの非常食を見つけられるかもしれません。非常食は、ご飯だけでなく、お菓子もあってよいのですから、楽しみながら防災意識を高められますね♪
ローリングストックを意識して備蓄するのは1日3食×4日分で良いとされています。まずは1日の食卓に1品ずつ加えてみてはどうでしょうか?
食材だけではない!
食料だけでなく、マルチツールなどの生活に取り入れられる防災用品は積極的に取り入れることで、いざという時使えない!ということがなくなります。他にも、懐中電灯やラジオなど、年数が経ち劣化して使えない、使用方法がわからない、というようなことを防ぐためにも、日常に取り入れ、防災意識を高めていきましょう。
災害時への備えとして、常備しておきたいもの
ほかの記事でも防災グッズを紹介していますが、今回はさらに他のグッズをご紹介します。
給水バッグやウォータータンク 簡易シャワー
災害時は水道などもストップしてしまうことが多いです。そのため給水車から水をもらう際に必要なのが給水バッグです。災害発生から2~3日の間は、1人あたりに必要な水の量は1日約3Lが目安と言われています。大きなペットボトルでも2L分しか入らないため、さらに容量の大きな給水バッグを備えとして持っておくと良いでしょう。
給水バッグを選ぶ際は、給水車からだけでなく、井戸等から水をくむ場合も考え、中身の確認ができる透明なものを選ぶのがおすすめです。また、サイズも様々ありますので、自分が持てる量や使用する量を確認し、ご自身に合ったサイズのものを選びましょう。
防刀グローブ
大きな災害が発生した際、ガラスや瓦礫を持つときには注意が必要です。破傷風(はふうしょう)は小さな傷口からでも起こりうる病気なのです。また、災害時は病院も被害にあっているため、なるべく新たなケガ等は避けたいものです。そのためにも、防刃グローブなどの、普通の軍手とは違い刃物で切れにくい素材のものを装着して作業を行うのがオススメです。また、露出の少ない服を着るのも良いでしょう。
グローブだけでなく、肘まであるロングタイプのグローブや、脚に装着できるスリーブなど、サイズや種類も様々です。どれか一つ自分に合ったものを持っておくと、より安心して作業が出来ます。
マルチツール
災害時は何が必要になるかわかりません。しかし、荷物は最小限に抑えたいですよね。マルチツールにも種類やサイズが様々あります。災害時は非常食である缶を開けるための缶切りや栓抜き、食材を切ったりするためのナイフやハサミが備わっているものが良いでしょう。食事の際に役立つ、スプーンやナイフがセットになったカトラリーセットのマルチツールもオススメです。また、ナイフにギザギザの部分があれば、のこぎりのような役目を果たすため、避難所などで段ボールやロープを切る際に役立ちますね。災害時に限らず、アウトドアやキャンプなど、日常用としても一つ持っておくと便利ですね。
エアーマット
避難所で冷たい床との接触を避けるためにも、エアーマットを持っていると便利です。布団などは持ち運びが大変ですが、エアーマットは空気を抜いた状態であればリュックサックに入るほどのサイズですので持ち運びが可能です。また、空気入れも付いているのですぐに使用することができます。避難所での生活は心身ともに疲労がたまるので、少しでも疲れを取るためにも一つ常備しておくと良いかもしれません。
まとめ
災害への対策は、防災用品を常備しておくだけでなく、味や使い方に慣れておくことが大切です。慣れておくことで、いざという時に使い方に困ることもありませんし、普段から災害への意識を高めることができます。日常の中に防災グッズを取り入れ、安心して生活出来るようにしたいですね!