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催涙スプレーは護身用品?正しい使用方法とは

催涙スプレーは護身用品?正しい使用方法とは

 「護身用」としてオンラインショップや専門店で手軽に購入できる催涙スプレー。ただ近年ではその催涙スプレーでさえ悪用される事件が相次いでいます。本来は身を守る護身用品としての催涙スプレーが誰でも購入できるようになり、また乱売も社会問題となっています。今回は催涙スプレーが引き起こす課題について考えていきたいと思います。

そもそも催涙スプレーとは?

 暴漢に襲われたとき暴漢の顔などに向けて発射することで、刺激成分が眼や鼻、喉の粘膜に作用し、長時間激しい痛みや咳、涙が止まらなくなるという画期的で頼もしい護身用品です。別称「防犯スプレー」とも言います。軽くて携帯しやすいものが多く、相手との距離もとれるため、女性向け護身用品として人気の商品です。

 今販売されている催涙スプレーは、唐辛子の成分を使用した「OCガス」の物が主流になっており、目・鼻・口などの粘膜や顔などの皮膚が薄い場所にわずかにかかっただけでも、すぐに強い痛みを感じます。また、目の近くにかかった場合は、目を開けるのが難しくなり、涙が止まらなくなるなどの反応も出ます。さらに、催涙剤やその匂いを吸い込むと、唐辛子成分の強い刺激により、のどの痛みや鼻水・咳などで呼吸がしづらくなります。
 ただ、OCガスは自然由来の成分なので、化学成分のガスと比べ体へのダメージが少ない上に相手が簡単に動けない状態が作られ、その間に安全な場所へ逃げる時間を稼ぐことができます。催涙スプレーの威力を知っている相手なら、しっかりと噴射口を向けるだけでも威嚇効果が期待できますね。

催涙スプレーの被害例

昨今、催涙スプレーの悪用事例が相次いでいますが、実際にどのような事例があるのでしょうか。

引用:産経新聞

 上の事件事例は一部に過ぎませんが、明らかに近年で催涙スプレー悪用事件が増えていることが読み取れます。8月に起きた、神戸市のマンションのエレベーター内で女性が見知らぬ男にナイフで複数回刺され殺害される事件も1つのきっかけとなり、護身用として購入する人が増えた一方、それを逆手にとって悪用する事例も急増しました。

なぜ悪用する事件が増えているのか?

 本来は身を守るべき護身用品の催涙スプレー。悪用される事件が相次いでいることにはいくつか原因があります。まず最も大きな理由は「催涙スプレーを誰でも購入できるようになった」こと。物騒な事件が相次いでいる世の中で、自衛のために購入する人も増えました。催涙スプレー自体が手軽に入手でき、Amazon等の大手インターネット通販サイト等でも簡単に購入が出来ます。一方で、犯罪目的で買う人も中にはいるということを考えておかなければいけません。
 また、物騒な事件の影響により護身用品の需要が高まり、数年前までは専門店のみで取り扱っていた催涙スプレーも、近年Amazon等の大手インターネット通販サイト等で専門店ではない会社や個人店舗での販売が急増しました。専門店で正しい知識と指導の元で販売を行っていました催涙スプレーが手軽に安価で購入出来るようになったため、個人店舗等が大量に仕入れた商品を安く乱売している実態が生まれた訳です。

どうして専門店で購入した方が良いの?

 「専門店ではなくても、催涙スプレーを安く購入できるのであればそれで良いのでは?」と思う人も多いかもしれません。ただ、実際にそのような個人店舗等で購入した場合、催涙スプレーについて、実際何メートル噴射が可能か?噴射のタイプ、何秒間噴射できるのか?もし自分にかかってしまった時の対処法は?など、把握出来ていますでしょうか?また、実際、専門店以外が「催涙スプレー」として販売していた商品の中には、唐辛子成分ではなく、単なる香水のようなものが入っていたという事例もありました。
 また、ちゃんとした専門店では催涙スプレーを安全にご使用いただくために使用期限を設けそれをお客様に提供・ご案内していますが、大量に仕入れた商品をただ販売しているだけの業者から催涙スプレーを購入した場合、使用期限が切れており万が一の時効果が発揮されないという可能性もあります。万が一の時に使うはずの護身用品が使えず、大きな犯罪に巻き込まれる可能性も大いにあります。使えない催涙スプレーを持っていても元も子もありません。大手インターネット通販サイト等で購入する場合は、危険性を理解した上で慎重になる必要があります。

 そんな問題以外にも専門店以外で購入した催涙スプレーの場合、その後の処分が行えないという事例もあります。催涙スプレーは内容物を残したまま不燃物として捨ててしまうと、回収業者やゴミ処理場などで異臭や毒ガス騒ぎなどに発展する可能性があるため、安易に捨てることが出来ません。専門店でご購入いただいた場合は、処分の際に購入した専門店へ相談することが可能ですが、専門店以外の業者で購入した場合はどうでしょうか?アフターフォローしてくれるでしょうか?そうなった場合は、自分自身で処分方法を調べて実行したり、また有料で催涙スプレーの処分を請け負っている業者等を探すことになります。
 催涙スプレーなどを含む自分の身を護る護身用品は、購入後のアフターフォローも充実している、護身用品を専門に扱っている会社や店舗からご購入されることを強くお勧めします。

様々な種類の催涙スプレー

いざという時に使う催涙スプレー。ここでは弊社が実際に取り扱う催涙スプレーをいくつかご紹介します!

催涙スプレー ホワイトウルフ トルネード20

 当店売れ筋No.1!大手公共交通機関での採用実績がある当店オリジナルブランドの催涙スプレーです。使い方も簡単で性別年齢問わずどんな方でも使用できる商品です。水鉄砲のような液状発射タイプで容量違いもあるため、シーンによって使い分けできます。特別価格で「ホルスターセット」もご選択出来ます!

催涙スプレー ホワイトウルフ トルネード20 【特別セット】

 当店売れ筋No.1の「ホワイトウルフ トルネード20」催涙スプレーと練習用スプレーがセットに!練習用の中身は水にオイルを混ぜたものなので、催涙スプレーの押す力や飛び出し方、噴射距離などの確認ができ、イメージトレーニングすることで万が一の時に安心して使用することが出来ます。

催涙スプレー(ジェル) ホワイトウルフ ツイスター20

 「トルネード20」と同じ成分・サイズ感ですが、液状とは違い、重みのあるジェルタイプとなります。液状タイプと比較するとジェルタイプは粘度が高いため、付着した時により落としづらく効果も持続します。より狙いをつけて噴射しやすくなっています。

催涙スプレー ホワイトウルフ リップスティック型

 当店オリジナルブランド「ホワイトウルフ」のリップスティック型の催涙スプレーです。催涙スプレーと分かりにくいデザインなので抵抗なく携帯できます。キャップが付いており、キャップを外すと噴射口が出てきます。また、4色展開で見た目も可愛いので女性へのプレゼントにも!

まとめ

 世間には様々な催涙スプレーが出回っていますが、ちゃんと見極めて買わないと万が一の時に自分の身を守ることが出来ない可能性があります。簡単にインターネットで買えて便利な時代である一方、自分の身を守る物はちゃんとした護身用品専門店で護身用品について詳しいスタッフの話を参考にしながら購入することをお勧めします。