あなたの家は大丈夫?!泥棒下見マーキング!

昨今、関東地方でも強盗・窃盗事件が多数相次いでおり、特に都市部や住宅街での被害が多く見られますが、「家の近くで不審者を目撃した」「ポストや玄関に知らないいたずら書きがあった」といったことはないでしょうか。また、冬は日が暮れて暗くなるのが早いため、泥棒が侵入するにも、ターゲットを探すにも都合がいい時期となります。また、泥棒は実行前に下見をすることが多く、被害に遭う前に何らかの前兆があるようです。今回は事前に知ることで被害を防げる可能性が出てくる、泥棒の下見マーキングについて見ていきましょう。
泥棒に狙われた家には「目印」がある?
泥棒が下見の際に、標的とする家のどこかに「目印」をつけていく手法があります。その物件や周辺環境に関する情報が含まれていると言われており、このことを「マーキング」といいます。泥棒は単独での犯行だけでなく、偵察係や実行係など役割分担をして集団で犯行に及んでいるケースも多いです。下見をした者が仲間内へ情報共有するための手段として、マーキングが活用されるのです。過去には、郵便受けや玄関ドアにチョークなどでマーキングされていたり、小石や紙片などを目立たない場所に置いて合図をしたりするケースがありました。実際、目印の意図や意味は分かりませんが、住民ですら気付かないような場所に目印を残していくため、小さな違和感や変化を見逃さないことが重要です。
泥棒の下見の目的は?
泥棒が下見を行う目的は、ずばり「忍び込みやすく、逃げやすい物件を見つけるため」です!泥棒も侵入しているところが見つかれば、通報・逮捕されるリスクがあるため、できるだけ見つかりにくく、リスクの低い町や家を選ぼうとします。
泥棒の下見では大きく「周辺環境」と「生活環境」が注目されています。
周辺環境
「周辺環境」については、周辺を徒歩や車で通り過ぎるなどして、まずその地域の環境をチェックしているようです。 防犯カメラの設置が多いエリアや日中頻繁に住人同士のコミュニケーションが行われているエリアは泥棒も狙いにくい傾向にあります。

出典:住まいる防犯110番 侵入者プロファイリング
生活環境
「生活環境」については、その家庭の生活スタイルやセキュリティレベル等がチェックされています。家にいない時間や防犯対策が出来ていないことが分かってしまうと、泥棒がタイミングを見て犯行を行う可能性があるので危険です。

出典:住まいる防犯110番 侵入者プロファイリング
泥棒の『目印』はココをチェック!
では、実際にどのようなマーキングがされるのか見ていきましょう。目印は分かりにくいものが多いですが、注意すべき印やサインもあります。
郵便受けやドア、表札の不審な印
泥棒がつける目印は、玄関まわりでよく確認されています。郵便受けや玄関ドア、表札などに不審な印がないか今一度見てみましょう。 正面だけでなく側面や底部、また目線より高い位置にマーキングされていることも。アルファベットや記号、数字などを使って、家族構成や性別、留守の時間が表されることが多いですが、分かりやすい文字であるとは限らない場合もあります。目印を見つけたらすぐに消し、線や落書きのように見えても、放置しないことが大事です。

引用:東急セキュリティ
家の敷地内
小さな石や紙片など、意図的に置かれたようなものがあれば、それは泥棒の目印かもしれません。不要物をあえて置くことで、住人の長期不在を確認している可能性もあります。もう一度、玄関まわりや庭先、門扉や塀の上などにも目を向けてみましょう。そして、敷地内に落ちている小さなゴミなども放置せず、すぐに捨てるようにしましょう。
下見されてるかも…と感じたら
下見をされたかもしれないと感じた場合は、速やかに対策を取ることが重要です。泥棒による目印が見つかったということは、つまりあなたの家が「忍び込みやすく、逃げやすい物件」に該当したということです。防犯上の弱点を泥棒に見破られている状態です。マーキングを放置したままだと「防犯意識が低い家だ」と認識され、ターゲットにされやすくなります。見つけたらすぐに対処することが必要です。また、泥棒に侵入されないために、そして下見でターゲットにされないために、防犯意識を強化していきましょう。

引用:(財)都市防犯研究センターJUSRIリポート
では、どんな対策が出来る?
実際にどんな対策が出来るのか、また侵入されないために役立つ防犯用品は何があるのか、併せてご紹介していきます!
- 郵便受けにある配達物はこまめに回収する
- 長期留守や帰宅が遅くなる場合は、タイマーで夜間の照明をオンにする
- 庭木の剪定や敷地内の整理整頓で死角をなくす
- 自転車やクーラーボックスなど足場になるものを庭先に放置しない
- 窓や勝手口は補助鍵をつける、防犯フィルムで補強
- 目が届きにくい場所には、防犯砂利やセンサーライト設置
- 周囲への相談と注意喚起
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まとめ
泥棒による下見とマーキングは、犯罪の準備段階であり、早期に発見し適切な対策を取ることで防げるものもあります。被害に遭う前に、マーキングは泥棒の前兆と考え、すぐにできる限りの防犯対策を行いましょう。