ひったくり被害に遭わないために!その対策方法とは
4月になり、新年度が始まるにあたって、普段使っていたものを新調し、その中に「カバン」を買い替えた人もいるのではないでしょうか。
カバンを使用するにあたって「ひったくり」の被害に遭わないよう注意することが大切です。ある統計では、一年間でひったくりの認知件数が4142件と一日に約11件起きているという結果も出ています。認知件数なので実際の数字はこれよりも多くなることが考えられます。またさらに、ひったくりの事件に遭うのは男性よりも女性の方が多いという結果です。
そこで今回は、ひったくりの被害に遭わないために、どのように行動や鞄を対策していけばよいかについて紹介していきます!
なぜ女性の方が被害件数が多いのか
そもそもなぜ女性の方が被害件数が多いのでしょうか。理由はひとつではないでしょうが、男性は貴重品などを服のポケットに収納する人が多いのに対し、女性はカバンに仕舞う人が多いです。カバンにはほぼ確実に財布や携帯が入っていると考えられます。そのため相手に触れることなく確実に貴重品を盗ることができるので、女性の被害件数は多いと考えることができます。また基本的に女性は男性よりも体力が低いことが多いため狙われやすいともいえます。
次は状況別の防犯対策について見ていきましょう。
歩いている時に遭う被害について
ながら歩きはやめましょう!
道を歩いている時は音楽を聴きながらや、携帯を触りながら歩くのは控えましょう。周りへの注意が散漫となり、不審な人が自分に近づいているのに気づけるまで時間がかかります。特に音楽や電話をしたりしていると周りの音が遮断されるので、至近距離に人がいるのに気配を感じられないのはとても危険です。ひったくりの被害だけではなく、けがをしてしまう恐れもあります。また歩いている時は背筋をちゃんと伸ばし、ときどき後ろを振り返るなどしながら歩きましょう。
カバンの持ち方
カバンの持ち方についても注意が必要です。車道側に持っていてもバイクに狙われる可能性があり、歩道側に持っていても自転車に狙われるかもしれません。歩くときは歩道側に持ち、そしてなるべく壁に沿って歩き、壁側にカバンを持つようにしましょう。基本的に道の真ん中歩くのは避けて、道のどちらかによって歩くとよいでしょう。
カバンの種類
ショルダーバッグや手提げバッグなど種類はたくさんあります。ショルダーバッグの場合は、片方の肩に掛けるのではなく、斜め掛けをすると良いでしょう。片方の肩のみにかけているとすぐに相手に引っ張られてしまいます。
手提げバッグの場合はできるだけ両手で持つことが大切です。とっさに引っ張られるとショルダーバッグよりも簡単に盗られてしまうので、より意識をすることが大切かもしれません。
また、口の開いたバッグだと中身が見えやすいのでより盗られるリスクは高くなるといえます。口をきちんと閉める事のできるバッグを選ぶとよいかもしれません。
カバンに防犯ブザーを取り付ける
ひったくりの被害のみにかかわらず防犯ブザーは様々な場面で効果を発揮してくれますが、カバンに防犯ブザーを取り付けたら常にブザーの紐を掴んでおくとよいでしょう。こうすればとっさにかばんを盗られてしまった場合でも、ブザーの紐が抜かれて音が鳴るので犯人に警戒され、また周りに異常を知らせることも可能です。
自転車に乗っている時に遭う被害について
自転車に乗って通学・通勤をしている方もいるのではないでしょうか。歩いている時だけではなく、自転車に乗っていてもひったくりの被害に遭う可能性は十分にあります。ただ自転車の前かごに荷物を入れているだけだと、被害に遭う確率は高くなるかもしれません。ではどのように気を付けていけばよいのでしょうか。
カバンはなるべく身に付ける
リュックや斜め掛けができるカバンを使っている場合は、身に付けて自転車に乗りましょう。言ってしまえば、買い物した商品が入った袋などは万が一盗られてしまってもどうにかなりますが、貴重品などは大変なことになります。身に付けておくことで盗られるリスクは減ると言えます。
かごにはカバーを取り付ける
自転車の前かごに荷物を入れる場合は、必ず防犯用のカバーを取り付けましょう。一瞬で荷物が盗られてしまうのを防ぐことができます。比較的安価で販売をされていることが多いので、手軽に防犯対策をすることが可能です。
また、自転車は一定のスピードで走っているため、もしひったくりに遭った場合物を盗られるだけではなく、自分が転倒してけがをしてしまうことも考えられます。狙われないよう対策をし、さらに周囲にも気を配るようにしましょう。
まとめ
以上が、歩いている時と自転車に乗っている時の対策です。また、極端な話ですが万が一盗られてしまった時のことを考えると、貴重品は別に持っておくと良いかもしれません。お金も使う分だけで必要以上の金額を入れない、免許証等自宅の場所が記載されている物についてはかばんとは別にも持ち歩くなど、小さな工夫が大切です。