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通勤・通学時の電車は要注意!痴漢などに遭わないための対策事項

通勤・通学時の電車は要注意!痴漢などに遭わないための対策事項

長かったゴールデンウィークも終わり、今年から新社会人、新入学だった方も仕事や学校生活に大分慣れてくる時期ですね。
しかし仕事などに慣れるだけでなく、4月から始まった新生活にも慣れてきてしまい少し周りへの警戒心が少なくなってきたという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は新生活で多くの方が変化を迎える通勤・通学路中の電車での注意点について紹介したいと思います!

電車で起こる犯罪の種類

電車内で発生する被害として、多くの方がまず思い浮かべるのは「痴漢」ではないでしょうか。
しかし、電車内や駅構内では、痴漢以外にもさまざまな犯罪が起こり得ます。
まずはその被害の種類について見ていきたいと思います!

痴漢

警視庁の調べによると痴漢が発生しやすい場所の統計でも5割を締めているのがやはり電車内です。
またその電車内で発生する痴漢事件のうち、約半数以上が朝や夕方の通勤・帰宅ラッシュの時に行われているということです。

痴漢行為は、状況によって以下のような罪に問われる可能性があります。

  • 迷惑防止条例違反:衣服の上から触るなどの行為に適用されることが多い
  • 強制わいせつ罪:下着の中に手を入れるなど、より悪質な行為に適用されることが多い

上記のようなケースはあくまで一例ですので、どちらに該当するかは被害状況や具体的な行為内容によって異なります。

ひったくり

ひったくりは「夜道で起こるもの」というイメージが強いかもしれません。
しかし、通勤・通学で混み合う電車内やホームでも発生する可能性があります。
人が多い電車の中やホームでひったくりが発生すると、犯人が人混みを利用してすり抜けるため、追跡が難しいのが特徴です。

特に注意したいのが、扉付近に立っているときです。
扉が閉まる直前に、出入口近くの人の荷物をひったくって逃走する手口も多く報告されています。
扉付近にいる際は、荷物の扱いに十分注意しましょう。

すり

ラッシュ時の電車では、人との距離が非常に近くなります。
この混雑を利用し、ポケットやカバンから財布や貴重品を抜き取られる被害が起きることがあります。
また、長時間の乗車で疲れてうとうとしている間に、知らぬ間に盗られてしまうケースもあります。

対策事項

では上記のような被害に遭わないためには、どのような対策をしておけばよいのでしょうか。

服装はきっちりと整える

女性の場合、制服がスカートでズボンに変更できないという人も多いと思います。
なので服装はきっちりと整え、背筋を伸ばして堂々としていることが大切です。
姿勢が悪かったり、服装が乱れていたりすると「隙がある」と思われ、狙われやすくなる可能性があります。

これからの時期暑くなってきて、胸元を少し開け過ぎたり、疲れて少しダレている姿勢を取りたくなるかもしれませんが、意識して注意しておきましょう。

防犯ブザーを周りからみえるところに付けておく

防犯ブザーをつけるのは小学生までくらいだろうと考えてしまう方も多いとは思います。
だからこそ、カバンに防犯ブザーを付けて置くことで、「この人は防犯意識が高い」と周りに思わせて被害に遭う確率を下げることが出来ます。

さらに、万が一痴漢などの被害に遭った際、恐怖で声が出ないこともあります。
そのとき、防犯ブザーを鳴らすことで自分に注目を集めて、状況を知らせることも出来ます。

万が一、カバンにつけている防犯ブザーを相手に盗られたり、手が届かない状況になるなどのことを考えて、1つはカバンの外側に、もう1つはポケットなど手が届く場所に持っておくとより安心です。

電車内で立つ場所に気を付ける

ラッシュ時の車内は人に囲まれやすく、つい扉付近や連結部分など寄りかかれる場所に立ちたくなります。
しかし、これらの場所は実は犯罪が起こりやすいポイントです。

扉付近が危険な理由

  • 周囲の視線が届きにくい
  • 犯人側にとって、扉と自分の体で被害者の逃げ道を塞ぎやすい
  • いざ騒ぎになっても、扉からすぐ逃げられてしまう

また痴漢だけでなく、すり・ひったくりも同様です。
電車がホームに着いて扉が開いた瞬間、カバンを奪って逃走されると、人混みに紛れてしまい追跡も困難になります。
そのため、扉付近で立つことは避けるよう心がけましょう。

スマホをいじったり、音楽を聞いているときでも周りに注意

電車の中では時間を持て余してしまい、ついスマホをいじってしまったり、イヤホンをして聴く人も多いと思います。
しかし、スマホをいじっていると周りの状況に注意が向かなくなり、もし変な人が近くに来ていても気づくことが遅くなってしまいますし、注意力が散漫になっていると思われて狙われやすくなるというリスクもあります。
またイヤホンなどで音楽を聞いているという方も、周りの音が聞こえにくい状態になるので、同様に狙われるリスクが高くなります。

電車に乗る時は、音楽は控えめにし、スマホを見る時も適度に周囲へ目を配ることで、被害に遭うリスクを大きく下げられます。

まとめ

これからどんどん夏が近づいてくると服装も薄くなったり、暑さにより疲れが日々でて周りへの注意が散漫になってしまいがちとなるかもしれません。
ですが、家に帰り着くまでは気を抜かずに安全な生活を送れるようにしていきましょう!