女性のストーカー対策 part2。監視や交際の要求・乱暴な言動
ストーカー対策第2段!前回はストーカーの「つきまとい・待ち伏せ・押し掛け・うろつき」に焦点を当てて紹介しましたので、今回は「監視していると告げる行為」や「面会や交際の要求・強要」、「ストーカー相手に対する乱暴な言動」に焦点を当てて紹介していきます。
相手の行動を監視するストーカー
ストーカーは好意を抱いている相手に自分がいつも見ていることを伝えたいため、その日誰とあっていたか、どんな服装をしていたかを告げたり、帰宅直後に「おかえりなさい」と電話やメールをしてきたりなど、常に監視していることを相手に伝え、自分の存在を気付かせる行為をすることが多いです。
ただ後をつけまわすだけではなく、家の中での行動まで監視するために気が付かないうちに盗聴器やカメラを仕掛けられる場合も考えられるので注意が必要です。
監視されていると感じたら
監視しているような事を告げられたり監視されていると感じた時は、状況や相手からの連絡内容などを細かくメモをして警察に相談しましょう。
また女性の一人暮らしの場合は部屋の中などを覗かれないような対策や個人情報の取り扱いなど注意が必要です。例えば窓がすりガラスでも厚手のカーテンを引き部屋にいることが外から見えないようにする。郵便物は個人情報満載なので、郵便受けに鍵を付けたり郵便物をためないようにする、また捨てる際は細かく切り内容がわからないようにするなど、もし盗み見られても内容が分からないようにしてから捨てるようにしましょう。
TwitterやフェイスブックなどのSNSで今自分がどこで何をしているかを投稿すると投稿内容を相手にチェックされ、行動が知られやすくなりますので控えるようにしましょう。
盗聴器やカメラを付けたぬいぐるみ等の小物をプレゼントしてくる場合や、部屋に侵入し盗聴器やカメラなどを仕掛けられる場合もあります。見覚えがないものが部屋にある時はすぐに撤去する、もしプレゼントなどをもらっていた場合は盗聴器発見器などで確認し、もし盗聴器などを見つけたら状況を写真やメモなどに残すことも大切です。
面会や交際の要求・強要
ストーカー行為の前提として相手に好意を持っていることが挙げられます。そのためストーカーは相手から迷惑に思われている状態でも、相手とは両思いだ・相手とはすでに恋人関係だ・好きな人に会いたい・恋人関係になりたい、など様々な思いから面会や交際の要求をしてきます。
面会や交際を要求されたら
直接会うのが嫌だからと他の人に伝言を頼み、他の人から自分の意思を伝えてもらうのは避けた方が良いです。ストーカーによっては自分と相手の関係を邪魔しようとする人が嘘を言っていると思い行為がエスカレートし、被害が大きくなる可能性もあるので注意しましょう。だからといって相手と1対1で会うのは絶対に避けて下さい。もし相手と会う場合は信頼のおける人に同席してもらいましょう。
相手に交際などを要求された場合は、曖昧な態度を取らずきっぱりと拒絶しましょう。しかしストーカーの中には交際や面会の拒絶・拒否の意思を伝えても、全く諦めなかったり、自分に都合よく解釈する人もいます。その場合は証拠を集めて警察や弁護士などに相談をして対処してもらうなど話し合い以外の方法を考えましょう。
乱暴な言動をするストーカー
面会や交際の要求を拒否されるなど相手が自分の思い通りにならなかった場合、ストーカーは相手に対して怒りを感じ、乱暴な言動をするようになることがあります。そのような状態になると相手に対して何らかの行動に出る可能性が高くなり、傷害や殺人などにつながることがあります。
乱暴な言動をされたら
乱暴な言動をとるストーカーは、傷害や殺人など、ストーカー行為以外の重大な犯罪につながる可能性がすごく高くなるので、早急に警察に相談しましょう。 その際相手の言動を全てメモする、またスマホなどで相手の発言を可能な限り録音しておくと警察などに相談する際の証拠として使用できます。もしも暴行に遭い怪我等をした場合は病院で診断書などをもらう、また病院に行かないような怪我でも写真を撮り状況をメモしておくなどしておくと「ストーカー行為」ではなく「傷害罪」として対応してもらえる場合もあります。
外出する際は常に防犯ブザーを持ち歩き、危険を感じたらすぐに防犯ブザーを使用したり、携帯電話で助けを呼べるようにしましょう。また防犯ブザー以外に催涙スプレーなどの護身用品を携帯することもオススメです。
まとめ
ストーカーの疑いが出た段階から、時系列順にいつ・どこで・何をされたかをまとめておき、もし相手からメールやSNSなどでメッセージがきている場合はスクリーンショットなどで内容を保存したり、電話があったり話しかけられたりする場合は会話内容を録音しておくと、警察や弁護士などに相談する場合に役立ちます。
被害に遭わないのが一番良いですが、もしもストーカー被害に遭った場合は被害を最小限にとどめる為、普段とは違う何らかの異変に気付きストーカー対策をすることが大切です。