MENU

冬場の火事被害に遭わないために実践しておこう5つの対策

冬場の火事被害に遭わないために実践しておこう5つの対策

 11月上旬である11月9日~11月15日までの7日間に毎年行われております火災予防週間。冬の季節は風や乾燥などが原因となり、夏に比べて火災が起きた際火の回りが早いためより一層の注意が必要となってきます。今回は火災が起きないように気をつけることなどを紹介していきたいと思います!

火災予防週間とは

 火災予防週間とは、毎年火災が発生しやすい時期である春と秋に開催している火災の発生を防止することを目的とした運動を行う週間のことです。
 開催の時期は、春は3月1日~3月7日、秋は11月9日~11月15日です。毎日は予防を意識するということも難しいかと思いますので、火災予防週間に現在の対策を見直しなどしていけばいいですね。

火災の被害状況

 身の回りではあまり火災の現場に居合わせたことのない方もいると思います。実際に火災は1年間の内にどのくらい起きているのでしょうか。

 総務省消防庁のデータによりますと去年平成28年度の総出火件数は36,831件に及びます。10年間の推移でみますと、火災というのは技術などが進み減少傾向にはありますが、1日あたりで換算してみますと、およそ1日あたり101件、14分ごとに1件の火災が起きている計算になります。こう見てみると減少傾向にはありますが、まだまだ被害が多いということがうかがえます。

 技術が進歩しているから自分たちは特に対策などしなくてもいいのではないかなどと思わずに、しっかり対策していきたいですね。次はその対策についてみていきましょう。

火災予防対策

 火災というのは日々の生活を一瞬のうちに奪ってしまうものです。また、建物火災による死亡者のうち、住宅火災による死亡者の割合が多くを占めているそうです。毎日の生活を守るためにも、火災予防対策というのはとても重要なものです。

家の周囲に新聞や雑誌類を置かない

 上記にもあります平成28年度の総務省消防庁の調べによると、火災出火の原因第1位は放火となっています。そのため、家の周りに出火の原因となる新聞や雑誌類を置かないようにしましょう。放火犯は、燃えるものがあるところを狙って火を放つケースが多いですので、注意しておきましょう。

コンロの使用には要注意

 料理の最中ふとした時に使用中のコンロから目を離したり、料理をし終わった後疲れなどからついつい火を消し忘れたりなどが原因となり火事が起きてしまうというケースは非常に多いです。特に揚げ物をしている時に少しの間だけだとその場を離れたせいで火事が発生するというのは飲食店などでもよくあるのではないでしょうか。コンロを使用する際には、離れるのは少しだけだからや、いつも消してあるから今日も大丈夫などと油断せず毎日の意識を大事にしていきましょう。

電気コードは丁寧に扱う

 冬場はこたつやストーブなど電気を使うものがとても多いです。使う電化製品の数が増えるにつれて床に伸びるコードも増えていってしまいます。そのコードを踏んだりまとめていたりした場合、コードが集まったことにより発熱してしまい危険です。また同じ理由でたこ足配線から出火し危険というのも有名な話ですね。ですので、コード同士はまとめすぎないようにしましょう。

ストーブの近くに燃えやすいものを置かない

 洗濯物やカーテンの近くにストーブを置くことはそれらに燃え移る可能性などが出てきて危険です。冬場は外で洗濯物が乾きにくいなどでストーブの近くで乾かしたいという方もいると思いますが、危険ですので避けておきましょう。また、早く温まりたいからとストーブの近くにいってしまいがちですが、そうしますと靴下やズボンなどが熱を持ちすぎて発火してしまう恐れもあるため、適度な距離を保って使用していきましょう。

消火器の設置

 アパートやマンションなどに住んでいる方は、玄関脇などにあらかじめ消火器が設置されていると思いますが、一軒家に住んでいるという方は買っておらず、設置していないという方も多いのではないでしょうか。そうなりますと火事が起きた際、消火器がないためと水で消火作業をしなくてはならなくなります。大丈夫そうに思えますが、その火事が油が原因で出火したものですと水を使えば逆に火が大きくなったりと危険が潜んでおりますので、消火器がないところに住み始める場合はしっかりと購入して備えておきましょう。

火災時に備えて持っておきたいアイテム

 火災が起きないように備えていたとしても万が一ということもあります。そんな時のために家に置いておきたいアイテムのご紹介です。

防火ブランケット(防火用毛布) 1.5m×1.5m

・防災など緊急時用の防火ブランケットです。燃えているところにこれをかぶせることにより鎮火の効果を得られます。また、避難の際にもかぶることにより火から身を守れるという使い方も可能です。

料理などのしている最中にコンロから出火したなどという時にこのブランケットがあれば、かぶせるだけですのですぐに使えて便利だと思います。ブランケットですので、厚みなどがなく部屋の収納の邪魔にもなりませんし部屋に備えておきたいアイテムですね。

まとめ

 寒い冬の時期は空気が乾燥しがちですので、万が一火災が起きた際火がなかなか消えにくくて被害が広がる恐れがありますのでしっかりと対策をすることが大切です。自分だけでなく、周囲の方たちの生活を守るためにも、冬場は特に火災に注意していきましょう!