痴漢は電車だけで起こっているのではない!被害者にならないための痴漢対策事項6ヶ条
電車などでよく起きているイメージのある痴漢。しかし、実は電車以外での発生も多いのが実態です。なかなか無くならない痴漢被害に遭わないためにも対策事項を頭に入れておきましょう。今回は痴漢の対策について紹介していきたいと思います!
要注意な時間・場所
ニュースにはならないだけで、毎日起きてしまっているであろう痴漢。それはいったいいつ・どんな場所でよく起きているのでしょうか。
よく発生する時間帯
警視庁の調べによると痴漢が多く発生しているのは午前7時から午前9時の間と、午後11時から午後12時の間です。朝は通勤・通学ラッシュなどで、電車が満員となったりと人が大勢活動している時間帯です。人が多ければなかなか目が行き届かなかったりなどして、痴漢が起きているのが分かりにくいといったことが大きな要因ではないかと思われます。
また、夜は人々が寝静まり人通りがほとんど無くなる時間帯ですので、痴漢が起きたとしても助けが来る確率が低いため一日の内では最も多く発生してしまっていると考えられます。
よく発生する場所
警視庁の調べによると痴漢が多く発生している場所は、道路上が32.7%と最も多く、痴漢が頻繁に起きていると思う方が多い電車は16.0%と割合的にはあまり多くを占めていないという結果がでています。これはよく発生している時間帯である午後11時から午後12時の間に道路上での被害が集中している可能性が高いからではないかと考えられます。
対策事項
では次に対策事項についてです。道路でも電車でも痴漢被害に遭わないためにはどのような対策をしておけばよいのでしょうか。まずは電車での対策を見てみましょう。
階段や改札付近の車両には出来るだけ乗らない
電車を降りた時に階段や改札に近くなる車両を選んでしまう人も多いかと思います。しかし、そういった同じ考えを持っている人はやはり大勢おり、その車両は多くの人で混雑していることが多いです。便利なものは使っていきたいですよね。しかし、混雑している車両に乗ってしまいますと痴漢をしても人混みに紛れてバレにくくなりますし、犯人が逃走する際も人混みをすり抜けて逃走し、誰が犯人か分からなくなってしまいます。それが降りた時に階段や改札付近の車両ですと、なおさら犯人は逃走が容易になってしまいます。ですので、出来るだけ階段や改札付近の車両には乗らないでいくことが大切です。
端の席には座らない
痴漢は何も立っている人だけが被害に遭うのではありません。座っている人も被害にあってしまうこともあるのです。女性の横の席に座り、かばんを抱えているフリをして犯行に及ぶなどのケースがあります。このケースだと、被害者の女性は一番端の席に座っていることがほとんどです。端の席でない場合ですと、反対の席に座っているほかの乗客に気づかれてしまう恐れがありますが、端の席だと反対側は壁のため他の乗客に気づかれる恐れが低いからです。ですので、端の席に座りたいという方も出来るだけ座らないようにしましょう。
ドアの付近には立たない
ドアの付近は人に四方を囲まれないため、行きたい人が多いかとは思います。しかしこれも危険な行為にあたってしまいます。理由は端の席に座らないというのと似ているのですが、ドアに寄りかかって立ってしまうとその反対側に犯人がくるということになります。ということは、片方はドアで、もう片方は犯人がいるという逃げ場がない状態になってしまうのです。そして、逃げ場がなくなるということだけでなく、他の乗客にも気づかれにくくなってしまいます。また電車が各駅停車であってドアが頻繁に開く場合であるとしたら、すぐに逃げる機会ができるためよいのですが、快速や特急などドアが頻繁に開かない電車ですと逃げようにも逃げられないという危険もあります。
では次に、路上での対策を見ていきましょう。
人通りが少ないところを歩かない
特に夜は要注意です。人々が寝静まり、人通りが少ない夜は痴漢に襲われる可能性が非常に高いです。たとえ声をあげたり、防犯ブザーなどで助けを呼ぶ行為をしたとしても人通りが少なければ意味を成さなくなってしまいます。
夜は遠回りになったとしても、人通りが多いところを選んでいきましょう。
路上に駐車している車の近くは通らない
路上を歩いていますと、よく車が止められているかと思います。昼間は人が乗っているのかいないのか明るいのでわかるかもしれませんが、夜は暗いので車の中まではよく見えないことがほとんどかと思います。そうなりますと、もし人が車に乗っていたらその近くを通ると車にすぐに引き込まれてしまうなどの恐れがあります。路上に車が止まっていたら、その反対側を通るようにしましょう。
また、駐車している車だけでなく、植え込みや小さな公園などにも痴漢が潜んでいる可能性もあるため、そういった場所も避けていきましょう。
イヤホンで音楽を聴いていたり、スマートフォンをいじりながら歩かない
これは夜の路上だけ危険な行為ではありませんが、夜にこの行為をしてしまっていると暗くて周りが見えずらいにも関わらず、自分の周りへの注意力が散漫になり、危険を察知するのが難しくなってしまいます。また、犯人などからみても「あいつは周りをみていなくて、襲いやすそうだ」などと思われてしまうと考えられます。昼間にすることも危険な行為になりますが、夜はまた別の危険もはらんでいるため気をつけていきましょう。
まとめ
まだ痴漢に遭ったことがないという人でも、いつ自分が被害者になるかは分かりません。また被害にあってしまったことがあるという方も、もう二度と被害に遭わないためにこれからはしっかりと対策をしていきましょう!